Twitterのトレンドに『エホバの証人』が入っておりまして
「ついにエホバの証人の悪事が世間にバレたのか」と思いましたら
南大沢の宮台真司さん襲撃事件の犯人の母親が『エホバの証人』だというニュースの影響でした。
ちなみにTwitterのトレンドはアルゴリズムに基づいていて、
人によって表示されてるキーワードが違うので
全員のトレンドに『エホバの証人』が入っているワケではありません。ご安心ください。
私がエホバの証人に興味があると思われて、自動的に表示されていたのです。
(興味はないです。潰したいだけです)
当ブログも『エホバの証人』関連でのHITが多くなってきました(テキストマイニングより)↓
襲撃事件犯人の自殺場所はエホバの証人の集会所だった
今回のニュースですが、世間的なカルト宗教2世問題の流れで
犯人の母親が『エホバの証人』であると大々的に出たのだろうなと感じます。
そうでなければ、伏せられていた事情でしょう。
ビジネスジャーナルの記事が、宮台真司さん襲撃事件に併せて
『エホバの証人』の成り立ちや特徴について詳しく書いていました。
宮台真司さん襲撃犯も宗教2世…エホバの証人、子どもを鞭打ち・排斥、妊娠を断念
昨年11月に東京都立大学・南大沢キャンパスで同大学教授で社会学者の宮台真司さんが男に刃物で切りつけられ重傷を負った事件で、容疑者とみられる男性の母親がエホバの証人の信者であると、6日付「FLASH」ウェブ版が報じた。
エホバの証人は「FLASH」の取材に対し、男の母親が現役の信者であることを認める一方、男は信者ではないと説明。
また、男が暮らしていた一軒家は母親が用意したとされるが、以前は母親が信者たちとの集会場として使用していたものだという。エホバの証人といえば、輸血を受けることが禁止されているという教えも有名だ。
過去には子どもが病院での治療や手術を受ける際、信者である両親が輸血を拒み、子どもが命を落とすという事例も発生し裁判に発展したことも。親が子どもへの「懲らしめ」として鞭打ちを行うことも広く知られている。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2023/02/post_332614.html
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犯人が自殺した場所が、エホバの証人の『集会所』だったそうです。
たくさんの信者が集まる『王国会館』ではなく、
『群れ(地域ごとの信者集団)』で行う“書籍研究”という小規模集会(洗脳)や、奉仕(布教)のときに使う
倉光“姉妹”の個人宅を利用した『集会所・会場』だったのですね。
※エホバの証人独特の用語については以下をご参照いただくと分かりやすいです↓
私の実家も、そのエリアの『群れ』の集会場所でした。
週に一度の19時~書籍研究の日に、近隣のエホバの証人がわらわらと我が家に集まり
1時間、洗脳の集まりをします。
書籍研究が終わったあとも地獄で、
『交わり』と称した『兄弟・姉妹(洗礼済エホバの証人の通称)』たちの
長々としたお茶会がはじまります。
狭い家なのに、毎週その日になるとリビングの家具を子供部屋に全て移動させて
信者たちを迎え入れます。
集会が終わったあとも、なかなか信者たちが帰らないので
家具が押し込められた子供部屋には容易に行けません。
私はこの『交わり』の時間が大嫌いで
洗脳の集まりが終わり次第、家具だらけの子供部屋にすぐ逃げ込んで
机に突っ伏して時間が過ぎるのを待っていました。
それがまた母の気に障ったようで
「もっと霊的な交わりをしなさい(訳:信者たちと交流しなさい)!」とよく怒られました。
一切交わりたくないですよ。
だって気持ち悪いんですもん。洗脳されきった人間たちの会話って。
「励まされますぅ~(信仰の高さを褒め合う)」
「エホバねぇ~(良いことがあれば全部エホバ神のおかげと讃える)」
のオンパレードですよ。
倉光“姉妹”の家と同じように、我が家は奉仕(布教)の集会場所でもありました。
奉仕前に信者たちが集まり「あなたたち(2人組)は今日このエリアを奉仕してください」と指示されるのです。
なので、週に2回はそのエリアのエホバの証人が実家に大集結していたワケです。
集合住宅の一室に。
周りに住んでいる方々は不気味だったでしょうね。
エホバの証人の子供は部活動に参加できない
宮台真司さん襲撃事件の犯人の親がキリスト教系信者で
近隣の方に勧誘をしていたというニュースのときに
犯人が『野球部だった』という記載があったのでまさかエホバの証人ではないだろうと、思っていました。
なぜなら、エホバの証人の子供は部活動への参加を禁止されていたからです。
野球部ほど練習に時間を割く部活動に
熱心な信者の親は参加させるワケがないだろうと思っていたのですが……
まさかのエホバの証人でした。
お子さん(犯人)が小さい頃はまだ信者じゃなかったのでしょうか。
野球部(部活)に入れるなんて、羨ましいです。
当然、私のところでは部活動への参加は禁止でした。
中学生のとき、部活動ごとに卒業アルバム用の写真を撮るということになり
私は所属する部活がないため、周りが気を利かせてくださり
某部活に撮影時だけ入れてもらえました。
周りがみんな部活のユニフォームを着ている中、
私だけ体操着とジャージで。
部活以外にも、エホバの証人は禁止事項が多いことで有名です。
あの人等が信仰するエホバ神が定めたモノではなく、所詮エホバの証人組織の人間が決めたルールなので
禁止事項は地域によって違いますし、家庭ごとにも違ったりします。
「こんなのなかった」「もっとあった」という感じになるかと。
ここで、うちで禁止されていたことを思い出せる限り書き綴ってみます。
禁止されている理由も私が理解している範囲で書きます。
有名なエホバの証人の禁止事項
・輸血禁止
→『血を摂らないように』と聖書に書いてあるので、例え死のうがとにかく禁止。
輸血拒否して死んでも「楽園で復活するから大丈夫」と言われ誰も悲観的にならない。
洗脳集会では、輸血した方が死ぬ可能性が高まるという講演が何度も話される。
輸血につながる行為なので、献血も禁止。
・選挙への参加(投票など)禁止
→『人間を治めるのはエホバ神だけ』という考えから政治活動に参加してはいけない。立候補はもちろん、投票も特定の政党を支持することも禁止。
だから政治家はエホバの証人問題に無関心なんだと思う。
・国歌斉唱禁止
→君が代の歌詞は天皇陛下を讃えているため。エホバ神以外を讃美してはいけない。
・国旗掲揚、敬礼禁止
→国家を讃えているため
お子さまランチなどに付いている小さい国旗のつまようじを持つことも禁止されていた。
万国旗ピック
エホバの証人の輸血禁止・輸血拒否について
2023年2月25日の『サタデーステーション』でも取り上げられていました↓
【独自】エホバの証人「輸血拒否」の実態…現役幹部が証言
いわゆる“宗教2世”の問題をめぐり、厚労省は去年12月、「輸血などの医療行為を受けさせない」ことはネグレクトにあたるとガイドラインで明示しました。にもかかわらず、キリスト教系団体の「エホバの証人」では、子どもへの輸血を拒否するよう指示を続けていることが分かりました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000289182.html
そもそも輸血禁止・輸血拒否は、聖書に『血を食べてはならない』と書いてあるだけなのに
エホバの証人組織の人間が拡大解釈をして『輸血拒否するように』と言っているだけのくだらない教義です。
聖書にある『血を食べてはならない』も、
「血抜きしていない肉は食中毒になるかもしれなくて危ないからやめようね」程度のことでしょうに。
テレビ朝日の取材に対して、海老名のエホバの証人日本支部は
以下のように回答しました↓
【エホバの証人 日本支部】
「わたしたちの組織の特定の人が、輸血を拒否するようだれかに強制することはありません。
エホバの証人は、輸血やその他の治療法を受け入れるかどうかは、各人の個人的な決定であると考えており、強制されたり、圧力を受けたりして決めることではないと教えています。
親が聖書の原則に基づいて愛情を持って子どもを教え導くことを勧めており、それは日本の最新の児童虐待防止に関する法律の考え方とも一致しています」(文書で回答)https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000289182.html
へぇ……
いつの間にか『輸血はするしないは個人の決定に任せる』という話になったんですか。
『輸血しないでください』と書かれた名刺サイズのカードを肌身離さぬよう教団が指示していますが
今はもうなくなったということですね!
輸血するしないは、個人の判断になったんですもんね。
強制したり圧力を掛けまくっていますが、それもないことになっているんですね。
嘘つきっぷりがすごい……。
これはハルマゲドンで滅ぼされますわ(という教義)。
エホバの証人の禁止事項:行事編
基本的に日本の伝統行事はすべて禁止です。
仏教・神道がベースになっているものは『邪教(サタン)』の行事とされているためです。
「エホバの証人はキリスト教系だから、キリスト教関連のイベントならいいのでは」
……というワケでもなく、
エホバの証人が定めたイベント以外は全て『サタン』と教えられていました。
聖書もエホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)が出版したもの以外は『サタン』です。
ものみの塔聖書冊子協会が出版した聖書・書籍以外は読むことが禁止されています。
エホバの証人が行って良いイベントは、イエス・キリストの死を記念する『主の記念式』というモノのみです。
毎年4月に行っています。
その辺りになるとポストに勝手に「記念式に参加しませんか」というチラシが投函されることが多くなるハズです。
【2023年3月12日追記】
今年も記念式招待ビラ配りが敢行されているようです↓
一度ビラや出版物を受け取ってしまうと「エホバ・聖書に興味のある人」と認識され
何度もしつこく勧誘が来るようになりますのでご注意ください。
布教活動時の訪問用紙に『確度の高い家』として『◎』が付けられます。
エホバの証人という宗教がうちに来たんだが、これヤバい。
まずピンポン鳴らして出たら「イベントのご案内です。よかったら来てください」って、この紙を渡してくる程度。
でも紙受け取っただけでは何のイベントなのかわかりにくいように電話番号などもない。
住所見てやっとエホバだとわかる。酷いよ pic.twitter.com/TyKWvexpME— さとるふぃっしゅ (@satoru_youtube) March 11, 2023
着飾って良いイベントがその『主の記念式』だけなので
エホバの証人たちはここぞとばかりに着物を着たりとドレスアップします。
イエス・キリストの死を偲ぶイベントなのに可笑しいですね。
それでは、エホバの証人の禁止事項をどうぞ↓
・寺社仏閣へ行くこと禁止
→とにかく他宗教のモノを拝むことは絶対禁止。
寺社仏閣で行うイベント系は全て禁止(七五三、お宮参りなど)。
せっかく出雲大社の近くで産まれたのに、初詣で出雲大社に行くことも出来なかった。
・「あけましておめでとうございます」と言うのは禁止
→もし相手から「あけましておめでとうございます」と挨拶されたら「ありがとうございます」と返すよう指示されていた(は?)
・年賀状のやり取り禁止
→上記の派生
・お年玉はいただいて良い
→ただし、何割かは教団の寄付箱行き
・七夕(短冊への願い事書き)、ひな祭り、端午の節句など全て禁止
→邪教がうんぬん
・父の日や母の日などにプレゼントを渡すこと
→邪教がうんぬん
小さい頃禁止なのを知らなくて、普通に学校でカーネーションの工作をして母にあげたら怒られ捨てられた
・成人式への参加禁止
→この世の人(エホバの証人以外)たちと交流してはいけないため
・誕生日祝い禁止
→聖書内の記述で誰かの誕生祝の日にバプテストのヨハネ(信者)が殺された事案があるとかで禁止。とんだとばっちり。
うっかりお誕生日祝いをもらってしまったらそのプレゼントは捨てさせられる。「プレゼントを貰わないように自分の誕生日を“世の人”に教えるな」と言われていた。出産祝いはOK
・お祭り(地元の小さい規模のモノでも)に行くこと禁止
→邪教がうんぬん。
・仏式・神式結婚式への出席禁止
→邪教がうんぬん。人前式・披露宴の参加はOK
・お葬式への出席禁止
→母は祖母の葬式にすら出なかった。火葬場には来ていたのでそこは多分OK
・喪服を着ること禁止
→邪教発祥のモノは全てダメ
・お墓参り禁止
→邪教がうんぬん
・お焼香禁止
→邪教がうんぬん
・黙祷禁止
→エホバ神以外への祈り(祷り)は禁止。
全ての死者はハルマゲドン後の楽園で復活するまで塵(土)に還っている状態だから魂などないという教え。
『慰霊』『鎮魂』『成仏』という考えも禁止。
・極楽浄土(天国)、地獄、輪廻転生という概念禁止
→天国に行く、地獄に行くという考えを持つことは禁止。
代わりにエホバの証人は、地球がエホバ神によって滅ぼされるが(ハルマゲドン)信者のみ生き残り永遠に生きると本気で信じている。
時代的にエホバの証人の勧誘を受けられなかった昔の人(戦国時代などでも)も復活し、永遠に行き続けると教えている。
「楽園になると明智光秀に会えるの?」と母に聞くと本気で「会える」と答えていた。
そんなワケないだろ!明智光秀と織田信長が同時に復活したらすぐさま戦争ですわ。
「復活すると“完全な人間”になるから戦う気持ちは消えている」とか言ってたな……洗脳されているからおとぎ話レベルのことを本気で信じている。
・クリスマス禁止
→イエス・キリストの誕生日を祝うのはダメ。
そもそも誕生祝いがNGな上に、イエスではなく唯一神エホバのみを崇め奉れとのことでクリスマス関連は一切禁止。
エホバの証人の考えでは、イエス・キリストはエホバ神の息子ということになっている。
・バレンタイン・ホワイトデー参加禁止
→邪教がうんぬん。いただいたモノは捨てさせられる
・偶像崇拝禁止
→人間が作ったありとあらゆる『偶像』を崇拝すること禁止
「エホバ神という概念も人間が作り出したものだろ!」というツッコミ禁止
エホバの証人の禁止事項:学校編
なにがツラいって、この「諸々やりません」を教師やクラスメイトに自ら『証言(宗教上の理由で参加しないことを伝える)』しないといけないことです。
子供の頃にコレをやるのは恥ずかしすぎますよ。
自分の意思でもないのに(意思と違っても証言しないとムチ打ちが待っている)。
男子学生だと、下記に加えて『柔道・剣道の授業参加禁止』もあったハズです。
私は女子なので証言の機会をひとつ免れました。
・幼稚園、保育園に通うこと禁止
→世の人と交流してはいけないため
小学校に入るとみんな『元○○幼稚園』『元○○保育園』で仲が出来上がっていたけれど当然その輪に入れず。
むしろ輪に入れないことを良しとされる。友達100人できるワケない。
・校歌斉唱禁止
→学校を讃えているため(拡大解釈がすごい)
・部活動参加禁止
→聖書研究、集会(洗脳)の予習、奉仕・伝道(布教)活動に時間を割くため
・運動会の応援合戦参加禁止
→『合戦』という言葉が入るため、争いを禁じる教義に反する
・騎馬戦参加禁止
→リレー、玉入れなど他の競技はOK。騎馬戦は『戦』だからダメと言われていた。
リレーなども『対抗戦』なので、ある意味『戦』であるというのはスルーされる
・学校での選挙参加禁止
→政治活動の禁止事項の派生(拡大解釈が過ぎる)
・行きたい高校への進学禁止
→うちは農業高校しか認められなかった。「そんなのおかしい!」とこの辺りから私の離反活動開始
・大学進学禁止
→エホバの証人の活動優先のため。私が20歳になる前にハルマゲドンが来るから高等教育はいらないと言われた。稀に親権家族(一家全員エホバの証人信者)でも許されていた家庭あり。
エホバの証人の禁止事項:恋愛・結婚編
・自由恋愛禁止
→世の人(エホバの証人以外)と付き合うのは絶対禁止(不道徳行為とされる)
エホバの証人組織内のみで恋愛可能。ただし双方の親の承認が必要。
・宗教内で付き合っても2人きりのデート禁止
→親同伴かグループデートのみ(不道徳行為防止のため)
・婚前交渉禁止
→聖書にダメって書いてあるので
・自慰行為禁止
→聖書にダメって書いてあるので
ものみの塔聖書冊子協会が発行した書籍で何度『マスターベーション』という単語が出てきたことか。普通にキモい。そんな単語を小学生女子に音読させるな。
・同性愛禁止
→聖書にダメって書いてあるので。
荒井勝喜前総理大臣秘書官よりひどい同性愛者差別発言が普通にある。
・未信者との結婚禁止
→エホバの証人同士の結婚のみ許される
エホバの証人の禁止事項:ライフスタイル編
・世の人(エホバの証人以外)と遊ぶこと禁止
→世の人は『サタン』だし、遊ぶ時間があるなら布教活動を優先しろとのこと
世の人と文通していただけで、私宛の手紙を勝手に開封され先に読まれ理不尽に大激怒されたこともある
・大会(洗脳)・集会(洗脳)・奉仕(布教)を欠席すること禁止
→年に数回の大会(大きな会場で信者が一同に集まる洗脳会)
週に3回の集会(地域ごとの信者で集まる洗脳会)
時間ノルマがある毎日の奉仕(信者を一人でも増やすための布教)
とにかくエホバの証人の活動最優先!
・女性は大会・集会・奉仕のときのパンツスタイル禁止
→スカートが嫌いなので、個人的にはコレがかなり苦痛だった
『女性は女性らしく』と聖書に書いてあるため、絶対に膝丈以下のスカートを履かなければいけない。ミニスカートはNG。
・女性が上に立つこと禁止
→聖書に『男性の方が立場が上』と書かれているから
アダム(男性)が先に作られ、エバ(女性)はアダムのあばら骨から作られた付属物という考え
※ものみの塔聖書冊子協会の聖書では『イブ』ではなく『エバ』表記
・露出過多の洋服禁止
→不道徳とかで。地味な服装推奨。服装でエホバの証人が分かると言われる所以
・血の入った食品禁止
→輸血禁止と同じ理由。でも母乳・牛乳はOK(血でできているのに)
食べてはいけない代表的な食品がサラミ。
ピザに乗っていたらその部分だけ捨てないといけなかった。
レバーやユッケなども当然禁止。
・エホバ神に祈る前に食べるの禁止
→クリスチャンがよくごはん食べる前にやっているアレ
・「いただきます」で合掌をすること(エホバに祈ることしか許されない)
→掌を合わせるのは邪教のやり方とかで
・「乾杯」や「万歳」の禁止
→邪教が発祥とのことで
・十字架を持つこと禁止(イラストなどでもダメ)
→邪教うんぬん
エホバの証人では、イエス・キリストは十字架ではなく1本の真っ直ぐな杭に磔られたと教えている。故に十字架は邪教が間違ったことを広めているとのこと。
・占い禁止
→邪教うんぬん。おみくじを引くのも絶対禁止。花占い程度のお子さまの遊びでも怒られる。
・進化論を信じること禁止
→生きとし生けるものは全てエホバ神がひとつずつ創造したものだから
進化論は嘘、ダーウィンは嘘つきと教えられてきた。
・サンリオキャラクター『キキララ(リトルツインスターズ)』禁止
→天使のイラストは邪教とかで
サンリオ キキララ
・サンリオキャラクター『みんなのたあ坊』禁止
→障がい児を揶揄したイラストと言われているため
というか、勝手に障がい児を模したイラストとか認定していいの?
サンリオ懐かしいシリーズ みんなのたあ坊
・ドラマ・お笑い・バラエティなどのテレビ番組を観ること禁止
→大草原の小さな家や動物番組(エホバ神の素晴らしさが伝わるかららしい)のみOK
大草原の小さな家
・映画(恋愛系・バトル系以外)は観て良かった
→特に『ベン・ハー』は何度も観せられた。
イエス・キリストを題材にした作品だから観て良かったんだと思う。
この作品はムチ打ちシーンが出てくるからあまり観たくなかった。
ベン・ハー/チャールトン・ヘストン
・アニメを観ること禁止
→ハマると宗教活動が疎かになるので全面禁止
・ラノベ、マンガを読むこと禁止
→少女マンガ・恋愛系は特に禁止
読んでるのが見つかると革ベルトでムチ打ち。
うちではドラえもんすらも禁止。ハマると~以下同文
・歌謡曲を聴くこと禁止
→とくに恋愛を歌ったものは絶対ダメ
公開講演(洗脳の講演)で、B’zはダメとか名指しされていた
理由はこの曲↓の歌詞。勝手に禁止事項を増やす長老(男性信者)は神にでもなったつもりか?
B’z / 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
・芸能人のファンになること禁止
→そもそもテレビやメディア、小説雑誌など“この世”のモノに触れてはいけない
・タバコ禁止
→言うまでもなく
タバコを吸っているのが見つかって排斥(忌避)になった“兄弟”がいた。
子供の頃仲良くしてくれたお兄さんだったので「明日からどこかで会っても目を合わせちゃダメ、しゃべっちゃダメ!」と言われてかなり悲しかった。
・ギャンブル禁止
→こちらも言うまでもなく
・好きな仕事に就くこと禁止
→エホバの証人の活動優先のため、世俗の仕事をしている時間などないだろういう考え
正社員で働きたい場合は、エホバの証人の“兄弟”(男性信者)が経営している会社かエホバの証人がたくさんいる会社などにする。
私は建築系の専門学校を卒業したのに「姉妹たちがいる地元のコールセンターで働け」と言われた。当然無視した。ここから離脱スタート。
禁止事項:うちだけ編
・お小遣い禁止
→家事手伝いは当然のことでそれによりお小遣いがもらえることはない。
『子供は奴隷』と言っていたので『ご褒美をあげる』という概念がない。
・学生時代のバイト禁止
→学校では禁止されていなかったのですが、宗教活動優先のためうちでは禁止
・ポケベル、PHSの所持禁止
→母の知らないところで世の人と交流ができてしまうため
・化粧禁止
→不道徳行為につながるとかで。飛躍しすぎな考え
ニキビ用コスメや日焼け止めすら塗らせてもらえなかったので肌はボロボロ
赤ニキビが顔全体~首~肩の付け根にまで出来るほどだったのに処置なし
“姉妹”(女性信者)たちに「その肌どうしたの?!」と心配されるレベルだった
・性的な話(シモに関する話題)禁止
「胸が大きくなったからブラジャーが欲しい」すら言わせてもらえない。
母の方から「そろそろ付けなさい」などもなし。
高校で同級生たちが「え!ブラしてないよこの子!」と気付いてくれて
「親が買ってくれない」と話したら何人かがおさがりのブラジャーを無料でくれた。
付け方まで教えてくれて、本当に嬉しかった。
「生理用品を買って欲しい」というのも言い出せなかった。
お小遣いや自由に使えるお金がないから、自分でそれらを買うことはできない。
貧乏とかではなく、本当に宗教上の理由で性的な話(シモ系)は一切口にしてはいけないせいで買ってもらえなかった。
・証言(布教)を断られた教室での習い事禁止
→絵画教室に通っていたが、講師が母の証言(布教)を断ったとかで教室自体辞めさせられた。
代わりに“姉妹”(女性信者)がやっているピアノ教室に行きたくもないのに通わされた。
この姉妹もヒステリックで、弾き間違えると定規で手を叩くので大嫌いだった。
エホバの証人はとにかく容赦なく物理的に『叩く』。
・ギターを習うこと禁止
大好きなアーティストが出来て、楽曲のギター譜面を友人(世の人)からいただいたので父親にギターが欲しいとねだった。
父親はすぐ買い与えてくれたが、翌日には母によって処分された。
理由は『霊的活動が疎かになるから(訳:エホバの証人の布教活動に専念しろ)』
母のことを○したいと思ったことが何度もあるが、このときが一番○意が湧いた。
・ガム禁止
→理由を聞くと怒られるので聞けなかった。他のエホバの証人の子供は食べていた
うっかり食べたのがバレると革ベルトのムチでおしりを何発も殴られる
後日、ミントのガムが車の酔い止めになると母が気付きミント味のみ解禁された
(私は車酔いがひどくて乗るたびに吐いていた)
・炭酸飲料禁止
→「骨が溶ける」という定番のアレ。これはエホバの証人の教義関係ないかも。
ちなみに母は雨が降っていると「酸性雨で皮膚が溶ける」と信じていた根っからのアレ
・ピザ禁止
→先述の通り。昔はサラミが乗っているピザが定番だったため予め食べないように言われていた
・ダウンタウンが出たらすぐテレビを消す
→母はオール阪神巨人さんの漫才で笑っていたのに!
私がエホバの証人に洗脳されなかった理由
とにかくアレもダメ、コレもダメと制限されすぎていました。
誕生日祝いやクリスマスなど楽しい行事はことごとく禁じられていました。
特にうちでは『不道徳行為』につながるというので規制が強かったです。
不道徳行為というのは『性的不道徳』を指します。
母的には、
少女マンガを読む・J-POPを聴く=恋愛したがっている、
お化粧や服装にこだわる=モテたがっている、
ブラジャーを付ける=色気づいている……と、
何もかもが『性的不道徳』につながるという考えでした。
逆にこの人の頭の中、性的不道徳でいっぱいなんじゃないか?と思ったくらいです。
サラリーマン時代に受けたセクハラで、
Excelの『挿入』という文字を指さして「これ声に出して言ってよー」とふざけたことを抜かしていたおっさん社員に匹敵するくらい
母も、どんなことでも『不道徳』に結びつけてしまうほどに実は性的なことで頭の中がいっぱいだったのではないかと。
子供の頃から苦痛過ぎるこれだけの禁止事項があり、
破るとベルトのムチで叩かれるという理不尽な毎日でした。
モノを盗んだ、火遊びをした、誰かをいじめたとか、危険な目に遭わせてしまったなどの犯罪レベルの悪事で叩かれるならまだ納得できますが、
同級生から借りた『りぼん(少女マンガ雑誌=サタン)』を読んだだけでムチで叩かれまくるのです。
母は『それがサタンを追い出してあげた親の愛』だと言うのですから、意味がわかりません。
そりゃ「神様なんていない!いたらこんな苦しい日常になるハズがない」と
むしろ無神論者になるってモノです。
「苦しいときはエホバ神に祈れば聞き届けられる。なぜならエホバは唯一本物の神だから」と母に教えられてきましたが、
「エホバ神!母がムチをしませんように」と祈ったところで全く聞き届けられません。
エホバも教義も祈りも母も何もかも、信じるワケがないです。
なので私は、週に3回の洗脳集会に連れて行かれても一切心動かされることなく
まったくエホバ神とやらを信じることなく、洗脳されない状態のまま“脱塔”しました。
(エホバの証人の正式名称は『ものみの塔聖書冊子協会』なので。
よく聞かれますが、エホバの証人=ものみの塔聖書冊子協会です。同じ団体です。)
ただ、正直に「エホバなんか信じてない」と母に言うと
革ベルトのムチで滅多打ちにされるので、表面上は信じているフリをし続けました。
とても嘘つきな子供でした。
ムチを避けるためならいくらでも嘘をつき“従順な子供”のフリをしました。
エホバの証人の組織的なムチによる虐待についてはこちらの過去エントリをどうぞ↓
そんな中で、バプテスマ(洗礼)を受けないことだけが母に反抗できる手段でした。
周りの同じ年齢や年下の子供たちが続々と洗礼を受ける中で、私だけが未洗礼でした。
それによって「私はエホバを信じていない」という静かなアピールと
母が教団内で「霊的育児失敗」のレッテルを貼られれば良いと、
どんなに圧力を掛けられ虐げられても、意地でも洗礼からは逃げてきました。
以前も書きましたが、母にほぼ本音・本心を言えたことはありません。
でも、今までの人生で2回だけ本音を言ったことがあります。
1回目は「高校は行きたいところに行かせて欲しい」と泣いて頼んだときです。
向こうも「もっと霊的になって!(訳:宗教活動を優先して)」と泣いて阻止しようとしていました(そこまでのことか?)。
結局、未信者の父親を巻き込み希望する高校へ行けました。
2回目は、週に1回やる聖書研究(母が教える側で私が研究生という立場)のときに
私が質問にスムーズに答えられず、「なんで事前に予習をしていない!」と理不尽に激怒され
そのときに聖書を床に投げつけ「こんなことやりたくない」と本音を言ったことがありました。
母は衝撃を受けていたようでしたが、冷静に
「家にいる限りエホバの証人を辞めることはできない。嫌なら今すぐ家から出て行け」
と返され、なにごともなかったように聖書研究は続きました。
お金なんて全く持っていなかったので(お小遣いなし)家を出ることはできません。
なんとも悲しい養われの身です。
子供が勇気を出して「宗教活動はやりたくない」と本音を言ったのに
理由を聞くこともなく「イヤなら出て行け」と一蹴。
本音を言ったあとも、変わることなく集会(洗脳)奉仕(布教)に連れ回されました。
エホバの証人から離れるために
家を出るのは正社員として就職し、
ある程度まとまったお金を手に入れてからです。
エホバの証人にどっぷり浸かった人たちは、なかなか社会に出ていけないと思います。
世の人(エホバの証人以外の人)と交流してはいけないと言われ、
メディアの情報は『サタン』と断言され、
エホバの証人の組織内だけで生きていくよう強制されるからです。
私は子供の頃から「20歳までに洗礼を受けなければハルマゲドンで死ぬ」と言われ続けていたので、
指折り数えて死ぬ日を待っていたのですが、なかなかハルマゲドンが来ないので
「死なないのであれば、何としてでもお金を稼いで家から出なければ!」と考えて生きてきました。
高校卒業後は建築設計系の専門学校に行き、新卒で設計事務所へ就職することができました。
設計事務所は安月給な上に家にお金を入れていたので手取りは少なかったですが
少しずつ貯金し3年後には家を出て、完全にエホバの証人から離れることができました。
専門学校に行けて良かったです。
手に職を付けることの大事さを実感しています。
右も左も一般常識も分からないまま“この世”に出てからは、
とにかく周りの方々に助けられました。
エホバの証人は、組織を抜けた人を『存在しない人』として扱うので
以降の交流は一切できません(しなくていいです)。
幼なじみたちとも一斉に疎遠になります。
そんな中、支えてくれて助けてくれて色々教えてくださったのは
カルト宗教が避けろと強制していた“世の人”たちでした。
昔から今に至るまで、お付き合いしてくださる皆さまには感謝しかありません。
エホバの証人の組織を離れてからは、
押さえつけられていた反動で、やりたいことをやりまくりました。
ただ、学生時代の思い出だけはどう頑張っても取り戻せませんね。
「やってはいけない」と言われると逆に興味が出てしまいよく覚えているので
小学校の校歌とかは無駄に今でも歌えます。
もう歌うこともありませんのに。
ビジネスジャーナルに書かれている、以下の記述は本当に起こっていることです↓
「信者を親に持つ子どもは『悪影響を受けるから』などの理由で基本的には幼稚園や保育園に通わせてもらえず、
小学生くらいの頃から親が勧誘活動として行う戸別訪問に同伴させられ、中学生や高校生になっても日常的に多くの時間を布教活動や宗教活動に割くことを求めたれるため、部活動などに入れないケースも多い。また、布教活動を優先させるために大学への進学が許されなかったり、正社員としてフルタイムで働くことが困難なためアルバイトやパートで生計を立てている信者も珍しくない。
教義に背けば脱会となり、信者である親を含む親族や知人たちから問答無用に『排斥』され連絡をシャットアウトされる。
幼いころからエホバの証人のコミュニティーのなかで育ってきた人は、人間的なつながりを失い生活の足場を失ってしまう」
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2023/02/post_332614.html
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なんとか生活の足場は失わないよう生きていますが
「20歳で死ねるはずだったのにまだ生きている!なんで?早く死にたい!」
という希死念慮だけは未だに消えません。
生き続けたい誰かと代わりたい今日このごろです。
エホバの証人の組織的児童虐待についてはこちらのエントリーをどうぞ↓